主にJリーグについて語るBlogです。
選手層の薄さは否めず、不安も大きいところだ。 そんな中、チームの浮沈を大きく左右しそうなのは、待望の大型FWグスタボ・ネスカウ(←クイアバEC)だ。後ろからつなぐサッカーとはいえ、苦しい時に前線でターゲットになる選手がいるかいないかは大きな違いだし、全体的に小柄な選手が多い中で、セットプレーも含めて189㎝の高さは大きな武器になる。 ポストプレーやクロスからの得点に期待したい。この選手が「当たり」かつシーズン通して活躍できるかどうかが、本当に大事になる。 ほか、鈴木孝司、谷口海斗が控える形となるか。 谷口は伸びしろは大きいが、ポストプレーは得意とは言えず、昨シーズン後半は精彩を欠いた印象。初のJ1の舞台でどこまでやれるか、期待半分、不安半分である。鈴木はポストプレーやシュートの上手さはあるものの、負傷ガチなのが気になるところ。J1は初ではないものの、どこまでやれるかは未知数なところもある。 ツートップならまだしも、1トップ採用であれば3選手のみで、心配しかない。杞憂に終わってくれることを願う。 矢村健(→藤枝)はこれまでの鬱憤を晴らすくらい、爆発をしてくれたら嬉しい。 スタメン グスタボ・ネスカウ ベンチ 谷口海斗 PR
CB
トーマス・デン、舞行龍ジェームズ、千葉和彦の3選手が残留し、この3選手のローテーションが基本線となるだろう。 トーマス・デンは高さと速さを兼ね備えているが、コンディション面が不安。シーズン通して活躍できるようであれば、主軸となるだろう。舞行龍、千葉はチームの後ろからつなぐサッカーに欠かせない一方、年齢面がネックとなる。J1のスピード面への対応に不安もあり、杞憂となってくれることを願うばかりだ。 田上大地、早川史哉にも出場機会は十分に回ってくるだろう。セットプレー時の期待感はCB陣の中では田上が一番で、今季も期待したい。早川はチームの象徴の1人となるが、J1の高さ、強さ、速さへの不安は残るところだ。また緊急時には新井直人(←徳島)の起用もあり得るか。 昨シーズンと変わらぬ陣容となったが、決して安心できるというメンバーでもない。ボールポゼッションを上げて、そもそも守備機会を減らすことのできたJ2時代から、守勢にまわる時間が多くなる可能性もあるだけに、なおのこと不安である。 全体的に高齢化が進んでいるだけに、レンタル組の岡本將成、遠藤凌の来季の帰還には大いに期待したい。 右SB 満を持してJ1でのお披露目となる藤原奏哉は、現代SBらしいインナーラップと、相手の縦への突破に対する1対1の強さを見せつけて、ステップアップを図る1年となる。左サイドに突破力のある選手を配しているチームが多いだけに、右SBの出来は大きいところだ。 新井直人(←徳島)は貴重なバックアップとなるが、当面はサブスタートとなるか。少し意外なチーム残留となった長谷川巧は、まずはルヴァンカップなどで持ち味の縦への突破からクロスでアピールしていきたいところだ。 その他田上大地も控える。 左SB 堀米悠斗が主軸となることで間違いないだろう。後ろからのビルドアップは、SBが狙い目となりやすいが、左サイド際から中に切れ込むドリブルで局面を打開できるのが非常に大きい。まだ正式発表はないが、今季もキャプテンとして名実ともにチームを引っ張ってくれるだろう。 渡邊泰基は一定の守備力だけでなく、昨シーズン終盤にはロングスローという武器も見せてくれた。攻撃面においてより積極性を見せてくれれば、面白い存在になりそう。新井直人(←徳島)、田上大地は左SBの控えにもなる。 両SBは新井の加入で一気に厚みが増したと言えるだろう。 スタメン 堀米悠斗 舞行龍ジェームズ トーマス・デン 藤原奏哉 ベンチ 新井直人 千葉和彦
昨シーズンのレギュラー小島亨介が今季もチームの軸になるだろう。昨シーズンはセーブ面、つなぎの面ともに徐々に安定感を増し、安心して見られるようになった。J1でどこまでやれるか楽しみである。
後ろからゆっくりつなぐ場面と、ロングフィードを行う場面、素早くリスタートして速攻につなげる場面など、臨機応変な対応にも期待したい。 セカンドキーパーとしては十分な実力があり、チームの盛り上げ役としても欠かせない阿部航斗、唯一のベテラン枠の瀬口拓弥、高卒2年目でこれからの存在である西村遥己と、その他の陣容も変わらぬ顔ぶれとなった。ルヴァンカップもあり、阿部を中心に出場機会もあるだろう。 藤田和輝は再びレンタル移籍となった。経験を積んで帰ってきてほしいところだ。
J2チームのうち、前年度J1チームの上位2チームがルヴァンカップに参加するようになってからの成績は以下のものである。
〇2018 年度 前年 16 位甲府⇒リーグ戦 9 位 前年 17 位新潟⇒リーグ戦 16 位 前年 18 位大宮(ルヴァン杯参加なし)⇒リーグ戦 5 位 〇2019 年度 前年 16 位磐田⇒入れ替え戦を制してJ1残留 前年 17 位柏⇒リーグ戦 1 位 前年 18 位長崎⇒リーグ戦 12 位 〇2020 年度 前年 16 位湘南⇒入れ替え戦を制してJ1残留 前年 17 位松本⇒リーグ戦 13 位 前年 18 位磐田⇒リーグ戦 6 位 〇2021 年度 新型コロナウイルス感染症の影響でJ2降格チームなし 〇2022 年度 前年 17 位徳島⇒リーグ戦 8 位 前年 18 位大分⇒リーグ戦 5 位 前年 19 位仙台(ルヴァン杯参加なし)⇒リーグ戦 7 位 前年 20 位横浜 FC(ルヴァン杯参加なし)⇒リーグ戦 2 位 ルヴァンカップに参加しながら1年でのJ1復帰を果たしたのは、オルンガらを擁した柏だけである。 サンプルがまだ2018年度と2022年度の2例目とは言え、解せないのはより上位で降格したチームがルヴァンカップに参加することで過密日程を強いられることだ。これは非常に不公平である。 当該各チームはどう受け止めているのだろうか。 ルヴァンカップに参加するメリットは、入場料収入、若手選手の実践の機会増などがあるだろう。 一方で、1年でJ1復帰しないと分配金も減るというし、単純に有力選手も移籍してしまう可能性が高まる。J1降格1年目は勝負の年となるのだ。 メンバーはある程度ターンオーバーするにしても、1週間じっくりとリカバリーやトレーニングができるチームと、週の真ん中にJ1チームと試合するチームとでは、やはり週末のリーグ戦に向けての仕上がり具合に差が出て当然だろう。 大分、徳島両チームは声を上げるべきである。 両チームとも、リーグ後半戦の巻き返しは光るものがあった。ルヴァンカップがなくなったから、とは言い切れないものの、声を大にする権利は十二分にあると思う。 せめてJ1降格チームは全てルヴァンカップに参加させるべきだ。それならばまだ公平感がある。 そうでないとJ1降格が決まったら、あとは無理に勝とうとせずに最下位降格した方が得になってしまうのだから。
ボランチ
ボール奪取力は新潟のボランチではトップで、ボール回しの際も様々な場面に顔を出し、ボール回しを円滑にする役割を担った高宇洋(39試合出場1得点)は、まさにチームの中心選手の1人。オファーもありそうで、主力陣の中では一番移籍が心配な選手だが、J11年目は新潟に残留して戦ってほしい。 ボランチは選手は揃っているが、仮に補強するとしたらボール奪取力に優れた高のタイプの選手だろう。 松橋監督に抜擢され、飛躍のシーズンとなった秋山裕紀(20試合出場1得点)は来季以降も大いに期待したい選手だ。守備が軽いと言われていたが試合を重ねるごとに徐々に目立たなくなり、持ち前のキック精度の高さは新潟の他のボランチにはない特長である。来季は大いにブレイクする可能性を秘めている。 島田譲(33試合出場2得点)は、ボール展開力と機を見たオーバーラップからのアシストが印象的なシーズンだった。危険を察知するとファールで止めるなど、相手のカウンターの起点をつぶす役割も担っていた。時折後ろでボールを持ちすぎて奪われてピンチを招いてしまうこともある点だけが、J1では心配。年齢的にも、立場的にもチームに残留となるか。 星雄次(21試合出場1得点)はボランチにコンバートされた形になったが、縦横無尽にピッチを動き回り、相手守備陣を攪乱する役割が非常にはまったシーズンとなった。前線に飛び出していく頻度は新潟のボランチの中ではトップで、攻撃が停滞した時に何かやってくれそうな期待感を醸し出してくれる、貴重な存在となった。 吉田陣平(3試合出場)はキック精度の高さと、高卒ルーキーとは思えない落ち着きを見せてくれた。当初は選手層が薄いと心配されたボランチだったが、松橋監督の起用、采配もあり上記4選手のローテーションが上手くはまり、終盤は出番は訪れなかった。ただ今後とも大いに期待したい逸材である。 オフェンシブハーフ 伊藤涼太郎(42試合9得点)の獲得が何より大きいシーズンとなった。足元のテクニック、スペースがない中でのターン、積極的なシュート意識、華麗なスルーパスと、まさに攻撃を司る存在として欠かせない存在だった。J11年目は新潟でプレーしてくれるだろう。 高木善朗(32試合出場9得点)は、何より高木が間でボールを受けることがチームのボール回しの停滞感をなくしていることに、終盤に負傷離脱で不在になった際に強く感じた。トップ下のポジションにおいて、得点力があるのも貴重なところだ。シーズン前半は負傷離脱となるだろう。トップ下は補強しない場合は秋山裕紀を何とか絡ませて凌ぐこととなるか。 サイドの核は間違いなく三戸舜介(24試合出場6得点)。昨シーズンはシュート精度もまだまだ、守備面もまだまだ、という印象だったが、右でも、左でも、縦にでも、中にでも、積極的に仕掛けられる存在として、本当に貴重な選手であった。絶好調の5月からの、代表離脱、復帰後即負傷離脱は、本間至恩(22試合出場5得点、→クラブブルージュ)の移籍もあった中で非常に痛かった。来季はJ1で飛躍の年となるか。アンダー世代の代表で活躍するようであれば、新潟でプレーする時期も長くはないかもしれない。 今の新潟の攻撃を鑑みるに、サイドアタッカーの補強は必須だろう。J1でもJ2でも、仕掛けの魅力的なサイドアタッカーは多数いる。どんな選手の補強がなされるのか、非常に楽しみである。 イッペイシノヅカ(14試合出場2得点)は、正直期待外れだった。大宮時代苦しめられた鋭い突破は、攻撃時スペースの少ないチーム戦術の中で殆ど見せられず、守備時もマークが甘い部分が目立った。柏にレンタルバックしても出番は限られそうだが、どうなるか。 松田詠太郎(38試合出場4得点)も評価が分かれるところ。裏に抜ける動きや、スピードを生かして縦への突破からのクロスは、チームの武器の1つだったのは間違いないが、終盤は相手の対策も進んだのかトーンダウン。横浜Fマリノスにレンタルバックしても出番は限られそうだが、どうなるか。 シマブクカズヨシ(12試合出場1得点)は、斜めの動きや裏抜けの動きなど、光るものも見せた一方で仕掛け切らなかったり、トラップが浮いてしまうなど与えられたチャンスを生かしきれたとは言い難い。ただ大卒ルーキーである中及第点か。新潟医療福祉大学とのパイプも大事にしたいので、大切に育ててほしい。 小見洋太(23試合出場4得点)は高卒2年目も積極性を失わずに、ブレイク寸前まできた感じである。中でも1回目の横浜FC戦での鮮烈な活躍は記憶に新しいところだ。トラップの精度、シュート精度、まだまだ課題も多いものの、高卒2年目であることを考えれば伸びしろとみて期待したい。 ほか、FWの陣容しだいでは谷口海斗をサイド起用することも十分に考えられるだろう。 堀米 新加入 トーマスデン 高 小島 伊藤 新外国人 舞行龍 秋山 藤原 三戸 SUB 阿部 新加入CB 島田 星 新加入OMF 谷口 新加入FW |
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