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主にJリーグについて語るBlogです。
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昨シーズンのレギュラー小島亨介が今季もチームの軸になるだろう。昨シーズンはセーブ面、つなぎの面ともに徐々に安定感を増し、安心して見られるようになった。J1でどこまでやれるか楽しみである。
後ろからゆっくりつなぐ場面と、ロングフィードを行う場面、素早くリスタートして速攻につなげる場面など、臨機応変な対応にも期待したい。

セカンドキーパーとしては十分な実力があり、チームの盛り上げ役としても欠かせない阿部航斗、唯一のベテラン枠の瀬口拓弥、高卒2年目でこれからの存在である西村遥己と、その他の陣容も変わらぬ顔ぶれとなった。ルヴァンカップもあり、阿部を中心に出場機会もあるだろう。

藤田和輝は再びレンタル移籍となった。経験を積んで帰ってきてほしいところだ。
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J2チームのうち、前年度J1チームの上位2チームがルヴァンカップに参加するようになってからの成績は以下のものである。

〇2018 年度
前年 16 位甲府⇒リーグ戦 9 位
前年 17 位新潟⇒リーグ戦 16 位
前年 18 位大宮(ルヴァン杯参加なし)⇒リーグ戦 5 位

〇2019 年度
前年 16 位磐田⇒入れ替え戦を制してJ1残留
前年 17 位柏⇒リーグ戦 1 位
前年 18 位長崎⇒リーグ戦 12 位

〇2020 年度
前年 16 位湘南⇒入れ替え戦を制してJ1残留
前年 17 位松本⇒リーグ戦 13 位
前年 18 位磐田⇒リーグ戦 6 位

〇2021 年度
新型コロナウイルス感染症の影響でJ2降格チームなし

〇2022 年度
前年 17 位徳島⇒リーグ戦 8 位
前年 18 位大分⇒リーグ戦 5 位
前年 19 位仙台(ルヴァン杯参加なし)⇒リーグ戦 7 位
前年 20 位横浜 FC(ルヴァン杯参加なし)⇒リーグ戦 2 位

ルヴァンカップに参加しながら1年でのJ1復帰を果たしたのは、オルンガらを擁した柏だけである。
サンプルがまだ2018年度と2022年度の2例目とは言え、解せないのはより上位で降格したチームがルヴァンカップに参加することで過密日程を強いられることだ。これは非常に不公平である。

当該各チームはどう受け止めているのだろうか。
ルヴァンカップに参加するメリットは、入場料収入、若手選手の実践の機会増などがあるだろう。
一方で、1年でJ1復帰しないと分配金も減るというし、単純に有力選手も移籍してしまう可能性が高まる。J1降格1年目は勝負の年となるのだ。
メンバーはある程度ターンオーバーするにしても、1週間じっくりとリカバリーやトレーニングができるチームと、週の真ん中にJ1チームと試合するチームとでは、やはり週末のリーグ戦に向けての仕上がり具合に差が出て当然だろう。

大分、徳島両チームは声を上げるべきである。
両チームとも、リーグ後半戦の巻き返しは光るものがあった。ルヴァンカップがなくなったから、とは言い切れないものの、声を大にする権利は十二分にあると思う。

せめてJ1降格チームは全てルヴァンカップに参加させるべきだ。それならばまだ公平感がある。
そうでないとJ1降格が決まったら、あとは無理に勝とうとせずに最下位降格した方が得になってしまうのだから。
ボランチ
ボール奪取力は新潟のボランチではトップで、ボール回しの際も様々な場面に顔を出し、ボール回しを円滑にする役割を担った高宇洋(39試合出場1得点)は、まさにチームの中心選手の1人。オファーもありそうで、主力陣の中では一番移籍が心配な選手だが、J11年目は新潟に残留して戦ってほしい。
ボランチは選手は揃っているが、仮に補強するとしたらボール奪取力に優れた高のタイプの選手だろう。

松橋監督に抜擢され、飛躍のシーズンとなった秋山裕紀(20試合出場1得点)は来季以降も大いに期待したい選手だ。守備が軽いと言われていたが試合を重ねるごとに徐々に目立たなくなり、持ち前のキック精度の高さは新潟の他のボランチにはない特長である。来季は大いにブレイクする可能性を秘めている。

島田譲(33試合出場2得点)は、ボール展開力と機を見たオーバーラップからのアシストが印象的なシーズンだった。危険を察知するとファールで止めるなど、相手のカウンターの起点をつぶす役割も担っていた。時折後ろでボールを持ちすぎて奪われてピンチを招いてしまうこともある点だけが、J1では心配。年齢的にも、立場的にもチームに残留となるか。

星雄次(21試合出場1得点)はボランチにコンバートされた形になったが、縦横無尽にピッチを動き回り、相手守備陣を攪乱する役割が非常にはまったシーズンとなった。前線に飛び出していく頻度は新潟のボランチの中ではトップで、攻撃が停滞した時に何かやってくれそうな期待感を醸し出してくれる、貴重な存在となった。

吉田陣平(3試合出場)はキック精度の高さと、高卒ルーキーとは思えない落ち着きを見せてくれた。当初は選手層が薄いと心配されたボランチだったが、松橋監督の起用、采配もあり上記4選手のローテーションが上手くはまり、終盤は出番は訪れなかった。ただ今後とも大いに期待したい逸材である。

オフェンシブハーフ
伊藤涼太郎(42試合9得点)の獲得が何より大きいシーズンとなった。足元のテクニック、スペースがない中でのターン、積極的なシュート意識、華麗なスルーパスと、まさに攻撃を司る存在として欠かせない存在だった。J11年目は新潟でプレーしてくれるだろう。

高木善朗(32試合出場9得点)は、何より高木が間でボールを受けることがチームのボール回しの停滞感をなくしていることに、終盤に負傷離脱で不在になった際に強く感じた。トップ下のポジションにおいて、得点力があるのも貴重なところだ。シーズン前半は負傷離脱となるだろう。トップ下は補強しない場合は秋山裕紀を何とか絡ませて凌ぐこととなるか。

サイドの核は間違いなく三戸舜介(24試合出場6得点)。昨シーズンはシュート精度もまだまだ、守備面もまだまだ、という印象だったが、右でも、左でも、縦にでも、中にでも、積極的に仕掛けられる存在として、本当に貴重な選手であった。絶好調の5月からの、代表離脱、復帰後即負傷離脱は、本間至恩(22試合出場5得点、→クラブブルージュ)の移籍もあった中で非常に痛かった。来季はJ1で飛躍の年となるか。アンダー世代の代表で活躍するようであれば、新潟でプレーする時期も長くはないかもしれない。

今の新潟の攻撃を鑑みるに、サイドアタッカーの補強は必須だろう。J1でもJ2でも、仕掛けの魅力的なサイドアタッカーは多数いる。どんな選手の補強がなされるのか、非常に楽しみである。

イッペイシノヅカ(14試合出場2得点)は、正直期待外れだった。大宮時代苦しめられた鋭い突破は、攻撃時スペースの少ないチーム戦術の中で殆ど見せられず、守備時もマークが甘い部分が目立った。柏にレンタルバックしても出番は限られそうだが、どうなるか。
松田詠太郎(38試合出場4得点)も評価が分かれるところ。裏に抜ける動きや、スピードを生かして縦への突破からのクロスは、チームの武器の1つだったのは間違いないが、終盤は相手の対策も進んだのかトーンダウン。横浜Fマリノスにレンタルバックしても出番は限られそうだが、どうなるか。
シマブクカズヨシ(12試合出場1得点)は、斜めの動きや裏抜けの動きなど、光るものも見せた一方で仕掛け切らなかったり、トラップが浮いてしまうなど与えられたチャンスを生かしきれたとは言い難い。ただ大卒ルーキーである中及第点か。新潟医療福祉大学とのパイプも大事にしたいので、大切に育ててほしい。
小見洋太(23試合出場4得点)は高卒2年目も積極性を失わずに、ブレイク寸前まできた感じである。中でも1回目の横浜FC戦での鮮烈な活躍は記憶に新しいところだ。トラップの精度、シュート精度、まだまだ課題も多いものの、高卒2年目であることを考えれば伸びしろとみて期待したい。
ほか、FWの陣容しだいでは谷口海斗をサイド起用することも十分に考えられるだろう。

  堀米       新加入

  トーマスデン 高
小島           伊藤  新外国人
  舞行龍      秋山

  藤原       三戸

SUB 阿部 新加入CB 島田 星 新加入OMF 谷口 新加入FW

鈴木孝司(21試合出場8得点)はポストプレーの貢献後は高く、前線の収めどころとなる役割は、つなぐサッカーを志向するチームにおいても重要であった。
しかし、コンディション不良の期間が長いのは懸念材料で、突破力もないのもJ1だと厳しい感がある。基本線はチームに残留だろうが、前線で収めたり、クロスに合わせたりするのが得意なタイプのFWの獲得は必須だろう。外国籍選手になるだろうか。

谷口海斗(36試合出場9得点)は、強引な突破と強烈なシュートが魅力で、ポストプレー力も向上した。とは言え、終盤は持ち前の目の覚めるようなシュートも少なく、J1ではボールの収めどころとしては厳しそうである。前線からのプレスや、裏抜けの動きなどチームへの貢献度は高く、やはり残留が基本線だろうが、1トップの常時レギュラーとなると厳しいか。

アレクサンドレ・ゲデス(11試合出場2得点)は退団が決まってしまった。足元の技術は高く、2得点とも落ち着いた上手いシュートで、能力の高さの片鱗は見せてくれた。
ゲデスの退団は、新外国籍FW獲得のためだろう。そうでなければ、真っ先に退団発表してしまうのはもったいない、そんな選手だった。

矢村健(11試合出場1得点)は得点力は間違いなくあるだけに、もったいない存在。2トップシステムのチームや、ポストプレーのできるFWの下で起用すれば、少なくともJ2では得点量産してもおかしくないと思っている。ただ1トップの新潟では起用が難しいのも事実。年齢的にも、他チームへ移籍した方がお互いのためになりそう。

鈴木、谷口は基本として、やはり外国籍選手獲得は必須だろう。
獲得できるとすれば、一番はボールの収まる選手。勿論得点力も高い方がよいし、独力突破力もあるとよい。
新潟は単純なクロスを上げることは少ないシーズンだったと思うが、困った時に単純なクロスから得点できる選手もほしいところだ。
また、新卒選手の獲得も期待したいポジションである。

GK
小島亨介(42試合出場)が盤石の出来。GKは移籍しても簡単にポジションが奪えるものではなく、日本代表や海外移籍も見据えて新潟でJ1を戦ってくれると信じている。
シュートストップはもちろん、後方からのつなぎを安心して見ていられる点が心強い。時折見せるとばしパスの正確さも目を見張るものがある。

阿部航斗は天皇杯1試合出場のみとなったものの、チームのムードメーカーの1人としてチームを支えた。地元出身であり、新潟でJ1を戦ってくれるだろう。セカンドキーパーとしては十二分な存在である。

高卒ルーキーの西村遥己は長い目で見てよいだろう。藤田和輝(栃木:7試合出場)は難しいところ。レンタル延長または他チームへのレンタル移籍で、経験値を積んでもらうのもありか。瀬口拓弥も去就は微妙なところ。もし藤田をレンタルバックするようなら、退団やむなしか。

右SB
藤原奏哉(41試合出場4得点)が攻守に渡り活躍をした。守備では粘り強さを見せ、相手とボールの間に身体を入れる巧さが光った。攻撃では全速力でサイドハーフを追い越すオーバーラップ、のようなかつてのSB的な動きは少ないものの、チームのボール回しが円滑に進むためのポジショニングが利いており、セットプレーでは相手ゴールを脅かすシーンも多かった。
まずはJ11年目、新潟で戦ってくれるだろう。

問題は控えである。長谷川巧(9試合出場)は、逆にオーバーラップとクロスが魅力のタイプで、正直現チームの戦術とマッチしているとはいえない。他に控え候補の選手が獲得できれば、レギュラーとして活躍していた金沢あたりに移籍した方がお互いのためになるだろう。
チームの戦術上SBは相手プレスの”狙いどころ”にされやすく、J2は左サイドに強力なアタッカーを置いているチームが多く、その対応にも苦労していた。地元出身で、長いレンタル生活から復帰して期待も大きいが、どうなるか。

緊急時には田上大地早川史哉を起用することもあるだろうが、よりチーム戦術にあった選手を獲得するか、それが叶わなければ長谷川の適応力に期待、ということになるだろうか。

左SB
キャプテン堀米悠斗(40試合出場1得点)には感謝感謝のJ2生活だった。長年チームを支えてくれてありがとう。待望のJ1復帰、新潟でプレーしてくれるだろう。
攻撃が停滞した際の積極的なプレーは(もしかしたら直接的なアシスト数は少ないかもしれないが)多くの得点を生み出したし、左利きの左SBは相手プレスの狙いどころになりやすいが、中に切れ込むドリブルにより状況を打開するプレーが目立ち、ビルドアップの窮屈さが昨シーズンまでに比べて少なくなった大きな要因となった。

渡邊泰基(6試合出場)は、出場時はやれることを無難にこなした印象。守備では大きな穴を作ることはなく、逆サイドからのクロスに対して高さで跳ね返すことができる点もよかった。
一方でやはり課題は攻撃面。前にスペースがあればドリブルで運ぶ力はあるものの、インナーラップやビルドアップ時は、得意とは言えなかった。
ただし終盤出場時には、ロングスローから1アシスト、チームにない武器を見せてくれた。長谷川同様、レギュラーとして活躍した金沢あたりに移籍した方がお互いのためになりそうだが、左利きの左SBは人材が豊富とは言えず、本人が新潟でより成長する意欲があれば、残留してくれた方がありがたいだろうか。

右SB同様、緊急時には田上大地早川史哉を起用することもあるだろうが、よりチーム戦術にあった選手を獲得するか、渡邊の適応力に期待、ということになるだろうか。

CB
トーマスデン(8試合出場)は、このままプレーを見ることができないままかと思わされたものの終盤に復帰。運べるドリブルを持ち、身体能力の高さも魅力で、何よりも他のCBに少し欠けているスピードがある点が魅力。裏に抜けられたかに見えても、スピードと足の長さで事なきを得るに至ったシーンが幾度となくあった。怖いのはワールドカップに出場し、そのまま海外移籍してしまうこと。国内移籍はあまり心配しておらず、コンディションさえ整っていれば十分にJ1で通用するだろう。もし移籍等してしまう場合は、若くてスピードがあり、ビルドアップ能力もあるCBの補強が必須だ。なかなかいなそうではあるが・・・

千葉和彦(25試合出場)、舞行龍ジェームズ(27試合出場1得点)はいずれも、年齢的にも新潟残留だろう。千葉は前に運べるドリブル、舞行龍は逆サイドへのロングフィードが魅力で、これがあるから”後ろでボールをつないでいるだけ”のサッカーに終始せずに済んでいるのである。
ただし、J1の攻撃陣に対峙するとなると、年齢面やスピードの面で不安がないわけではない。
田上大地(23試合出場2得点)はセットプレー時の期待感は高く、ビルドアップもSBを経験したことで加入当初より向上したものの、常時レギュラーとなるとJ1では少々不安である。

ということで、千葉、舞行龍、田上+2名ほどレギュラークラスのCBがほしいところだ。1枠はトーマスデンならありがたい。外国籍選手を充てることも、十分考えてよいだろう。

早川史哉(7試合出場)もチーム残留だろう。時折見せる攻撃センスは期待感もあるが、上背的にも、ビルドアップを考えても、CBの常時レギュラーとしては厳しいだろう。
遠藤凌(いわき:16試合出場2得点)はレンタル延長となるか。岡本將成(鹿児島:18試合出場)はレンタルバックとなるだろう。今年ローテーションしがちな松橋体制であれば、チームに残しておいても面白い存在だったかなと思う。



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