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今年の天皇杯もベスト8がほぼ決まったが、その中にJ2勢が3チーム残っている。
単なる偶然かも知れないが、その3チームはともに昨年度はJ1だったチームである。私は、「昨年はJ1で戦っていたんだ!」という、各チームの意地が呼び込んだ勝利のように感じている。それは、三者三様の全く異なった「意地」である。

FC東京。『戦力的にはJ1クラスのチームとしての意地』
昨年から、戦力的には落ちる戦力でないと言われながら、チームとしての歯車がかみ合わずに最終節ではJ2降格の決まっていた京都に敗れ、逆転での降格。
戦力の流出は殆ど無く、寧ろ戦力は昨年以上ではないかと思えるような積極補強を行い、序盤こそ久しぶりのJ2の舞台で苦労もしたが、ルーカス獲得もあって後半以降は危なげなく勝ち点を重ね、1年でのJ1復帰を果たした。
組合せの妙もあったとは言え、昨年度も天皇杯ではベスト4に進出しているし、今大会でも士気が高いだろう。
近年では08シーズンダントツでJ2を制した広島が翌年J1で4位に入りACL出場権も獲得、09シーズン仙台とともに頭一つ抜け出して2位で昇格を果たしたセレッソが翌年J1で3位に入りACL出場権も獲得、更に10シーズンこれまた他を寄せ付けずにJ2を制した柏が今年J1でも優勝してこれまたACL出場権を獲得しており、FC東京にもそのような”匂い”はプンプンする。
今期培ったサッカーを思う存分発揮し続ければ、決勝進出も決して夢物語ではなさそうだ。

京都サンガFC。『エレベーターチーム脱却を図る”新生京都”の意地』
”エレベーターチーム”と言えば、真っ先に思い浮かぶのは京都だろう。J2が出来てから11年で4回のJ2降格。それだけ上がってこられるのもスゴいのだが、いつも付け刃的な戦力で昇格を果たし、J1昇格後は迷走を繰り返してすぐに降格。その繰り返しだったように思う。そう、今までは。
しかし、今シーズンの京都は違った。ベテランと呼べる主力選手は水谷、ドゥトラと秋本くらいで、後は見事なまでに若手選手がズラリと並んだ。それ故、序盤はなかなか勝てない日々が続いた。
しかし、「使われ続けた」若手の才能が序々に開花。10代ストライカーの久保、宮吉を中心とした攻撃力が光り、しっかりとしたチームとしての方向性と確固たる自信を兼ね備えた「強い」京都が見られるのではないか、と期待していた。
その試金石となった今天皇杯。「格下」相手に殆ど負けたことのない鹿島を破っての文句なしのベスト8進出。
躍動し始めたサンガの若手達は、今天皇杯でも、そして来年度以降も目が離せなくなりそうだ。

湘南ベルマーレ。『前回昇格時からの成長を証明する意地』
今シーズン、最高の開幕戦を飾ったのは間違いなく湘南だった。巻、佐々木の新加入組に”復帰”のアジエルらが織りなす攻撃力で、大量5得点の勝利だった。
しかし、震災の影響で1ヶ月の中断。中断がなかったら勝てていたと言うつもりはないが、最高のスタートを切った中、その勢いを持続できなかったのは痛かっただろう。
その後は勝ち負けを繰り返し、可も無く不可も無い成績に終わってしまった。
しかし、湘南も今季は若手の成長が目立った。DF遠藤、FW高山をはじめ、京都ほどではないが多くの楽しみな若手が貴重な経験を積んだ。
そしてシーズン最後の天皇杯で、J1川崎を撃破。川崎の調子が微妙とは言え、この勝利は間違いなくこの1年の積み重ねが呼び込んだ勝利だろう。
しっかりとした基盤を作って、またJ1に戻ってくる日もそう遠くはないだろう。

準々決勝は京都-湘南(等々力)、FC東京-浦和(熊谷)となった。直接対決があるのでJ2勢のベスト4進出は確定。今後も楽しみな戦いが続く。
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