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主にJリーグについて語るBlogです。
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オシムはポリバレントを志向し、各チーム、更に代表チームも複数ポジションをこなせる選手が重用される時代だ。しかし、(もちろん軽視しているわけではないだろうが)一つのポジションを極めた選手の方が凄いのではなかろうか。
例えばあるFWがMFにコンバートされたとする。それは、FWとしては他にいい選手がいることの裏返しではなかろうか。MFならば、チャンスを演出するだけでもよい。FWでは点を決めなければならない。これは勿論極論で、MFも点を取らなければならないのだが、でも比重的に言えばそうだと思う。となると、多分にそのFWは得点力が他のFWより低かったのだろう。
これまたもちろん、監督の理想のFW像(MF像、DF像)があるとは思うが少なくともそのポジションの”スペシャリスト”というのはそのチームの、そのポジションの中では一番に値するわけで、それをずっと続けられる選手は凄いと思う。
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よく、補強ばかりするチームは非難の対象になる。レアルマドリードしかり、巨人しかり。そして最近のJリーグでは浦和やガンバがそうである。しかし、補強は当然するべきであるし、非難するよりもむしろ、そのチームの強くしたい!という心持ちに賛同するべきことであると考える。

例えば浦和。現状でも十分強いかもしれない。でも、現状維持では他チームにすぐ追いつかれてしまう。だから補強をしたい。しかし、優勝するようなチームにプラスになる戦力を補強するには、当然代表クラスの選手になってくる。だから、千葉の阿部あたりをピックアップしている。セレソン候補のDFを初め、平本や我那覇などの獲得は実らなかった浦和にとって、阿部の獲得は至上命題であろう。

個人的に巨人やレアルがあまり好きではないのは、補強を繰り返すからではない。補強のために獲得した選手をダメにしてしまうからだ。それは2006シーズンのJリーグで言うと東京VやFC東京が当てはまる。皮肉にも4チームとも首都チームなのは、偶然であろうか?対し浦和は、相馬の獲得により三都主が輝きを取り戻し、ワシントンは得点王に輝き、小野の獲得はMF陣の競争を激化させ、鈴木や山田などの好調を促した。

補強は少しも悪いことではない。お金のあるチームが強くなるとしたら、資本主義社会では当然のことである。サッカークラブも、一種の会社なのだから。

そして、補強ばかりして、若手が育たない。若手を使って欲しい、という声もよくある。しかし、使うことが育てることには直結しないだろう。補強するのは、その若手がまだ実戦で通用しないと言う判断の下であり、その若手を使ったところで勝利に結びつかないからである。使われずに成長する部分も、少なからずある。そして激しい競争を勝ち抜いた”若手”は、必ずや代表クラスになっていくはずだ。

もちろん、全く使われなければ試合勘も狂うし、出てこそ学べることはやはり多くある。しかし、出れないと言う時点でやはり何らかの面でレギュラー選手より劣っているわけで、場合によっては大きな成長は見込めないかもしれない。だから、単に若手だからとどんどん使うのが世代交代でもなければ、中堅、ベテラン選手の方が上手いのに若手を使うことはその若手が成長したことにはならない。年齢関係なく互いに切磋琢磨し、成長する中で若手が今のレギュラーより上手くなったり十分トップで使えるようになれば試合に出すべきだろうし、その若手が成長したと言える。

ただ、どうしてもトップのレベルが高くて、他チームならレギュラーに食い込めるのに!という選手も確かにいるだろう。その選手が試合に出ることを求めるなら移籍するべきだ。ただ、それがそのチームが”若手を育てられなかった”わけではないことも事実であろう。そもそも特に今年の高校サッカーを見ていて、プロで通用する選手はあまりいないな、と感じた。若い世代も戦力が分散し、Jリーグと同様に戦力の均一化とレベルの低下が見られる。Jリーグのレベルが下がっているとはいえ、レベルが高いとはいえない高校サッカーのOBが、そう容易くレギュラーを奪える選手にならないということも事実であろう。



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